スマートフォンの歴史と日本の通信史

機能性の元祖

スマートフォンの元祖というのは諸説あります。そのため、どれが本当に世界で初めてのスマートフォンなのかは定かではありません。なぜなら、PDA機能を携帯電話に搭載している端末というのは1996年ごろから密かなブームとなっており、日本ではなく海外から特に人気を集めていたという特徴があります。そのため、日本国内ではあまりピンと来ないという人も多いのではないでしょうか。

一般的にスマートフォンの元祖と言われているものは1996年に発売されたノキアの「Nokia9000Communicator」です。こちらは縦型では従来通りの携帯電話のようなデザインですが、横開きにすることでディスプレイとキーボードが現れます。その機能を生かしてオフィスアプリケーションやインターネットにも接続が可能というメリットがあったのです。また、時計や電卓といった機能もついており、ビジネスマンだけではなく新しいガジェット好きの若者にも人気があった機種です。

スマートフォンというのが多機能な携帯電話という意味合いで使われる言葉だとしたら、ノキアの「Nokia9000Communicator」が最もスマートフォンに近いものだとされています。しかし、このときにはまだスマートフォンという言葉は使われていません。